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INTERVIEW

学習メンターⓇ
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杉山さん
京都大学

学習メンターとしての挑戦と成長

応募時の学習メンターのイメージと、働き始めてからのイメージで違いはありましたか?
ありました。はじめは教科指導がメインなのかなと思っていたんですけど、いざ入ってみると、生徒さんに進路相談で声をかけてもらったり、意外と自分の体験談を話す機会が多かったりしました。
あとは学習メンターとして学校で勤務する以外の業務もたくさんあって、大学生のアルバイトとは言いつつも、すごくいろいろな機会を頂いてるなという印象です。
学習メンター以外での業務というのは何をされていますか?
HRの採用チームでリーダーをしていて、採用活動の全体統括であったり、採用に関するSNS(Instagram、X、公式LINE)の運用も行っています。あとは、学習メンタープログラムの学校内で行うイベントの企画立案であったりとか、イベントで使用する資料の準備など様々な業務があったりして、学生側に裁量権があるなという印象です。
生徒さんと関係を築くうえで心がけていることはありますか?
そうですね、やっぱり生徒さんそれぞれ抱えている悩みであったり考え方というのは違うと思うので、自分の意見だけを伝えるんじゃなくて、相手と同じ目線に立ってなるべく相手の話を聞いて、意図を汲み取るようにしていました。
「成績が上がらなくて...」とか「数学が苦手で...」というネガティブな相談を受けることが時には多いんですけど、そういった時は必ずポジティブな言葉をかけるようにしていました。「こうしないと点数上がらないよ」という風に声をかけるのではなく、「復習を大切にして、同じ教材を何週も繰り返し解いたら点数が上がっていくから、一緒に頑張ろうね」という形で、一緒に上昇していけるようなポジティブな言葉を心がけていました。生徒さんと話すときは、普段大学の友達と話す時よりもワンテンポ表情が明るかったと思います(笑)
「塾」と「学習メンタープログラム」の違いは、どんなところにあると思いますか?
「塾」は成績の向上を目指していたりとか教科指導に重点を置いたものになるのかなと思います。「学習メンタープログラム」は学校に入って勤務しているからこそ、学業だけではないその後を見据えた進路相談ができたり、教科指導にとらわれない進路選択のアドバイスなどができたりする場なのかなと思います。
ご自身が中学生・高校生の頃、学習メンタープログラムやそれに似た制度は無かったと伺っています。もし今高校生に戻れるなら、学習メンタープログラムは欲しいですか?
いや、もう絶対欲しいです(笑)
私は周りの人みたいに予備校に通っていなかったので、教科の勉強にかなり不安を覚えながら勉強していたというのと、あとは進路選択にかなり悩んでいて。「大学で何が勉強できるのか?」という生の大学生の話が聞けなかったので、あの時話を聞けていたら、また違った進路を選べたのかな・選択肢を増やせたのかなと思うと、(学習メンターが)欲しかったなと思います。
ということは、杉山さんやその周りのメンターの方はよく大学の話を生徒さんにされているのですか?
そうですね。生徒さんの集中が切れてきてしまった時に、雑談を挟んでもう一度勉強に戻すというフェーズがあるんですけど、その時に意外と生徒さんから「大学で何を勉強してるの?」と聞かれることがあったりとか、あとは自分から「ちょっと最近実験失敗しちゃって(笑)」とか話したりして、大学のことをもっと身近に感じてもらえればいいなと思っています。
 (私が高校生の頃は)〇〇学部という大枠でしか大学を捉えられなかったので、やっぱり何を勉強しているのかは知りたかったなと思います。
最後に、今後の展望について教えてください。
生徒さんが、ゆくゆくは支えてくれる(一緒に伴走してくれる)学習メンターがいなくても、自分自身でそれぞれの物事を決めて自走できる人になってほしいと思います。私自身も、そこまで強くコミュニケーションをとってとても密になれた生徒さんって本当に片手で数えられるぐらいしかいなくて。やっぱりもっと多くの生徒さんに”このメンターがいてよかったな”と思ってもらえるような人になりたいです。
私自身、学習メンターをするまでは自分主体だったんですけど、学習メンターになって、すごく尊敬する先輩や気遣いがとてもできる人に出会ったことで、周りを見る目が少しだけ備わったかなと思っています。今後はもっともっと視野を広げて、いろんな人のために行動できる自分になりたいなと思います。