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INTERVIEW

学習メンターⓇ
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関西学習メンター
徳岡さん
大阪教育大学

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学習メンターで得られた「生徒の笑顔」と「チームの絆」

学習メンタープログラムに参加されたのはいつ頃ですか? きっかけも教えてください。
2020年9月でした。実はこの年、海外の小学校へインターンシップに行く予定で大学を休学していたんです。でも、新型コロナウイルスの影響で留学が叶わなくなり、代わりに何か新しいことに挑戦したいと強く思いました。
教育実習やボランティアでは『先生と生徒』という縦の関係を経験しましたが、学習メンターは『大学生』という立場で関わる『ナナメの関係』に大きな魅力を感じました。多様な教育の形に触れたいという留学の目的とも合致し、大学生と学校が連携する新しい教育の形を体感できることに喜びを感じています。
学習メンターとしてどのようなお仕事をされていましたか?
主に高校へ伺い、生徒さんとの面談や、宿題の質問対応をしています。現在は現場のリーダーも任せていただいています。学校での勤務が始まる前は、生徒にどんな価値を提供できるか、面談では何を話すのかなど、チーム全体で深く話し合ったり、実際に必要な備品を考えたりと、準備段階から関わらせてもらいました。
リーダーとして、特に意識されていたことはありますか?
リーダーとして、メンバーに任せることを意識し、チーム全員で『生徒ファースト』の環境を創り上げてきました。日々の課題を解決するために教育イベントを企画・準備するなど、チームで力を合わせることで、より良いサポートができると信じています。
学習メンターとして働いた中で、特に嬉しかったエピソードを教えてください!
一番心に残っているのは、希望制のプログラムの参加理由を聞いた時、ある生徒さんが「徳岡さんがいるから!」と答えてくれたことです。以前担当した生徒さんで、そのプログラムをきっかけに、私と同じ大学を目指したいと思ってくれたと聞き、本当に感動しました。
他にも、頑張っているのに成績が伸び悩んでいた生徒さんが満面の笑みで英検合格を報告してくれた時、「一番に伝えたかった!」と言ってくれたことも忘れられません。

生徒さんが自信を持ってくれたこと、そしてその成長のプロセスに少しでも携われたことを実感できた瞬間は、この上なく幸せな気持ちになりますね。
逆に、大変だったことはありますか?
勤務開始前の「事前準備」ですね。

現場を見たことがない状態でプログラムを考えるのは、終わりが見えない大変な作業でした。直前まで、より良くするための変更や改善が相次いだのですが、チームのメンバーは嫌な顔ひとつせず快く引き受けてくれて、本当に感謝しています。初日を迎え、生徒さんの笑顔や真剣に取り組んでいる姿を見た瞬間、それまでの苦労が全て吹き飛びました。勤務が始まってからは、生徒さんの顔を思い浮かべることで、どんな大変な場面でも前向きに頑張ることができてました。
徳岡さんが生徒さんを心から大切に思って活動されていたことが、とてもよく伝わってきました。生徒さんとの関係を築く上で、特に気をつけていたことはありますか?
大きく2つ意識していました。

①生徒に寄り添い、心から褒める事
話が得意な生徒さんもいれば、おとなしい生徒さんもいます。私のペースではなく、それぞれの生徒さんのペースに合わせることを大切にしていました。その上で、たくさんの褒め言葉を贈って、生徒さんの個性や強みを具体的に伝えるようにしていました。面談中も、それぞれの個性や強みを活かした目標を一緒に立てましたね。

②生徒の小さな変化に気づくコト
勉強面はもちろんですが、表情や髪型、持ち物など、ありとあらゆる変化を観察し、積極的に声をかけるようにしています。そうすることで、生徒さんは「自分をしっかり見てくれている」と感じてくれるかな、と。

特に持ち物については、その生徒さんの趣味や好きなものが分かるので、それをきっかけに話しかけて、距離を縮めることも大切にしていました。
最後の質問です。これから学習メンターを目指す方に、メッセージをお願いします!
生徒さんの成功や目標達成を心の底から願い、生徒さんと共に悩み、喜びを分かち合える方に、ぜひメンターになっていただきたいです。メンターは、当事者というより、生徒さんの成功をアシストする立場だと私は思います。
大変なこともたくさんありますが、生徒さんのために議論し、メンター同士で団結・協力することを大切にしてほしいです!もちろん大変なだけでなく、生徒さんの成長を間近で感じられる、幸せや喜びをたくさん感じられる、とっても素敵なお仕事です。ぜひ、生徒さんとの関わりを心から楽しんでください!