関東学習メンター
Tさん
慶應義塾大学
「一番成長させてもらったのは自分自身」——不安を抱えて飛び込んだ学習メンターで見つけた、伴走するやりがい
- まずは、学習メンターに応募されたきっかけから教えていただけますか?
- 私が学習メンターに応募したきっかけは、もともと教育分野に興味があったからです。ただ、教育に携わる中でも、私は「成績を上げること」や「志望校に合格させること」を一番の目的にする塾講師よりも、生徒一人ひとりに寄り添い、勉強を続けられるよう支える役割に魅力を感じていました。
私自身、中学、高校時代に塾へ通っていました。もちろん成績が上がったことも大きかったのですが、それ以上に印象に残っているのは、月に一度の面談で先生が勉強だけでなく悩みや不安にも耳を傾けてくださったことや、塾に行くたびに先生と何気ない雑談ができたことです。そうした何気ない関わりが「また頑張ろう」という気持ちにつながり、勉強を続ける大きな原動力になっていました。
私は人の話を聞いたり、相手が前向きになれるようサポートしたりすることが好きです。そのため、勉強を教えることだけではなく、生徒が安心して相談できる存在となり、一人ひとりのモチベーションや自己成長を支えられる学習メンターという役割に強く魅力を感じ、応募しました。 - 人に教える仕事となると、最初は不安もあったのではないでしょうか? 不安だったことや、それがどう解消されたかを教えてください。
- 最初は、人に勉強を教えることや、自分の考えを分かりやすく言語化することがあまり得意ではなかったので、「ちゃんと生徒さんに伝えられるかな……」とすごく心配でした。
しかし、事前研修で教え方の基本を学ぶことができたほか、先輩メンターさんの生徒との接し方を見て、「答えを教えるのではなく、一緒に導き出すこと」が大切だと学びました。また、実際に経験を重ねる中で、自分なりの伝え方も身につき、不安は少しずつ解消されていきました。
今では、分かりやすく説明することだけでなく、生徒さんの理解度を引き出しながら、一緒に考えることを意識してサポートしています。 - 現在はどのような学校現場で、具体的にお仕事をされているのでしょうか?
- 神奈川県内にある高校を中心に勤務していて、主な業務は、7限授業の運営サポート、自習室の運営、パーソナル面談の3つです。
7限授業では、先生が配布したプリントの質問対応や丸付けを行い、生徒さんが分からないところをそのままにしないようサポートしています。自習室では、質問対応や小テストの実施を担当し、生徒さんがまた来て勉強したいと思ってもらえる環境づくりを意識しています。また、パーソナル面談では、勉強方法や進路について相談に乗り、生徒さんの状況に合わせて目標設定や学習計画を一緒に考えています。特に、面談では答えを一方的に伝えるのではなく、生徒さん自身の考えや気持ちを引き出しながら、一緒に解決策を考えることを大切にしています。自分の体験を活かすことができるので、とてもやりがいのある時間となっています。 - 日々のサポートの中で、「メンターをやっていてよかった!」とやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?
- やりがいを感じるのは、生徒さんがまた自習室に来てくれた時や、再び質問に来てくれた時です。勉強を教えたことだけでなく、コミュニケーションを通して「この人になら相談しやすい」と感じてもらえた結果だと思うと、とても嬉しく感じます。
また、普段勤務している学校ではないレギュラー校以外の学校へ代講に行った際、「また来てください」と生徒さんから声をかけてもらえたことも印象に残っています。短い時間でも信頼関係を築くことができたと実感でき、自分が目指していた「生徒さんが安心して話せる存在」に少し近づけたように感じました。
私は、勉強を教えること以上に、生徒が前向きに学習へ取り組めるよう支えることにやりがいを感じています。そのため、生徒との信頼関係が形になったと感じられる瞬間が、一番のモチベーションになっています。 - 一緒に働くメンター同士や、チームの雰囲気はいかがですか?
- チームの雰囲気は明るく、気軽に相談しやすい環境だと思います。メンターにはさまざまなタイプの方がいて、生徒とのコミュニケーションが得意な方や、周囲を見ながら先回りして行動できる方など、それぞれに強みがあります。そのため、一緒に働く中で学ぶことも多く、自分自身の成長にもつながっています。また、一緒にご飯に行ったこともあり、仕事以外でも交流する機会があります。普段から話しやすい関係性があるので、困ったことがあれば相談しやすく、安心して働ける環境だと感じています。また、社員の方々もとても親身で、メンターと一緒にイベントを企画するなど、現場の声を大切にしてくださいます。コミュニケーションがとりやすく、メンターひとりひとりを温かく支えてくださる環境だと感じています。
- ご自身の経験を踏まえて、どんな人が学習メンターに向いていると思いますか?
- 私は、相手に寄り添える人が向いていると思います。
学習メンターは、勉強を教えることだけが仕事ではありません。生徒の悩みや不安を聞いたり、「何に困っているのか」「どんな声かけをすれば前向きになれるのか」を考えたりと、一人ひとりに合わせた関わりが求められる場面が多くあります。そのため、相手の話をしっかり聞き、寄り添おうとする姿勢が何より大切だと感じています。
また、「コミュニケーションが得意じゃないと難しいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、私自身も最初から得意だったわけではありません。研修や先輩メンターのサポートもあるので、経験を積みながら少しずつ成長していくことができます。
生徒さんの小さな成長や成功を自分のことのように喜べる人なら、きっとやりがいを感じながら働ける仕事だと思います。 - 最後に、応募を迷っている大学生へメッセージをお願いします!
- 学習メンターは、生徒さんの成長を支える仕事ですが、実は一番成長させてもらえるのは自分自身だと感じています。生徒さんと一緒に悩み、一緒に喜び、「ありがとう」「また相談したい」と言ってもらえた時は、本当にこの仕事をやっていてよかったと思えます。
一人ひとりとの出会いが、自分にとってもかけがえのない経験になります。大変なこともありますが、それ以上に得られるものがたくさんあるので、少しでも興味がある方はぜひチャレンジしてみてください!皆さんと一緒に勤務できることを楽しみにしています!