fbpx
BLOG

学習メンターⓇ
の活動

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 学習メンターインタビュー
  4. 学習メンターを憧れの存在に|ブランディングチームが目指すもの

学習メンターを憧れの存在に|ブランディングチームが目指すもの

「最近メンター同士の繋がり感じにくいよね…」

こんな一言から始まったブランディングチーム。本記事ではこのチームの思い、目指しているところについてメンバーにインタビューを行いました。

メンター同士の繋がりを創出したい

このブランディングチーム発足のきっかけになったのは、コロナ禍でのメンター同士の繋がりの希薄さに危機感を覚えていた、栗山さん(横浜市立大4年)・西條さん(東大4年)の提案からでした。

栗山:ここ最近、コロナ禍での勤務中止やオンライン化もあって、メンター同士の繋がりが薄れている気がします。。。
私が1, 2年生でメンター勤務を始めたばかりの頃は、勤務前後で他のメンターさんとご飯に行ったり、一歩先を行くメンターの先輩から就活や他大学の様子などを聞いたりすることが、楽しみの一つでした。
私は、トモノカイでメンターをしていたからこそ、優秀な方々と繋がって刺激を受けたし、卒業された今でも、進路の相談に乗っていただいている先輩もいて「本当にメンターをやっていて良かった!」と感じる所以でもあります。
今はこのご時世だからか、そういう「メンター同士が互いのメンターになる」要素が削られてしまっているように感じます。

西條:そうですね。僕も同じでコロナ前はオフライン勤務がメインだったこともあり色んな先輩方との交流を通して刺激を受けてましたね。あとは勤務をする中で対応に困ったりした時にも気軽に相談できたりしたので、次の勤務も頑張ろうと思えていました。

今はオンライン勤務も増えてきて、対面で会ったことがないメンターも結構いますね笑 オンラインだと勤務が終了した瞬間にさよならになってしまうので悲しいです…  こういったメンター同士の繋がりの薄れはプログラム運営や生徒対応にも影響を与えていると感じることもあったので、それをどうにかしていきたいと感じたのがきっかけです。さらに、大学1年生の話を聞いていると友達を作りにくいという声もあったのでそこの解決も同時に意図していますね。

繋がりの鍵は・・・

そんな二人は「コミュニティ強化プロジェクト」と題してメンター同士の繋がりを創出し、生徒さんにより良い価値を届けるべく何度もミーティングを重ねました。その議論の過程で、「メンター同士の繋がりはこちらから作るのではなく、何かを核にして自然発生するものではないか」という考えが二人の中で生まれてきました。そこでたどり着いたのが「クレドの作成」を中心とするコミュニティ強化施策でした。

※クレド…企業活動が拠り所とする価値観・行動規範を簡潔に表した言葉。リッツ・カールトンのクレドなどは特に有名。

西條:メンターの繋がりを創出しようと動き出したわけですが、最初は単に横・縦のつながりを促進するイベントなどを企画しようとしていました。ただ、それだと対処療法にすぎず、メンバーが変わってしまうとまた同じ課題に直面するのではと感じたのでもっと長期的に効果があるものを求めていました。そこで出会ったのがクレドです。このクレドは、組織全体の幹のようなものです。皆の拠り所になるようなものを、全員の声を反映しながら作成していくことにより今後もずっと活きる施策が可能になるのではと感じるようになっていきました。

栗山:私も西條さんと話している中で、メンターの勤務場所はそれぞれ異なるけれども、同じメンターとして大切にしていることを明文化し、根底にある部分を固めることによって、繋がりが生まれるはずだと考えるようになりました。

今はこう言っていますが、私も最初は「クレド」というものになじみがなく、「メンターの正解のようなものを決めようとしているのではないか?」「それでは、メンターの多様性が排除されてしまう!」と懐疑的に考えていました。しかし、西條さんから「クレドとマニュアルは違う。マニュアルは誰がやっても同じように通ることができる道筋を示すものだが、クレドは方角を決めるだけであり、その方角にたどり着くにはどのような道筋も許容される」という話を聞き、非常に納得し、プロジェクトに賛同しました。メンターそれぞれにクレドが浸透してはじめて、メンターの皆さんの多様性を最大限活かす方策も広がるのではないかと考えています。

また、現場では、マニュアルで想定できる状況だけでなく様々なことが起こります。そして、そのような状況になったときに、メンターがどのような言動をとるかは、現場にいるメンター自身が考え、判断していくことが必要になります。このようなことも考慮すると、言わば「心の羅針盤」のような形で、メンターとしての方角を指し示すクレドがあってこそ、現場でも質の高い対応が実現できると思います。

学習メンターを憧れの存在に

このようにコミュニティ強化プロジェクトは「誇り」「憧れ」「繋がり」をキーワードとして、メンター内だけではなく将来的に社会にも通用する「ブランド」の確立を目指すことになりました。そして、そんな思いに共感する6人のメンバーが仲間として活動してくれることになりました。

そんな6名のメンバーの想いについても伺いました!

ブランディングチームに手を挙げてくださった理由についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

藤澤:何よりも、学習メンターとしての勤務が主観的に楽しく、他方客観的な社会的意義性をも強く感じるため、ブランディングを通して「学習メンター」をより身近な概念として浸透させたいからです。そもそも、”Education”の目的とは「ある主体の力を最大限に引き出して開花させる」ことであると感じています。現在の教育モデルにおいてはその”教育”の本質から外れた目先の課題が増えてしまい、本質が見失われがちな現状にあります。なぜか。生徒1人1人に向き合える主体が圧倒的に足りないからです。そこで解決できるのが、生徒目線で1人1人に向き合える「学習メンター」の存在であり、”教育”の本質を取り戻す手段となると考えています。

船木:学習メンターとしてトモノカイで働く中で、リーダーとして他のメンターをまとめたり、採用面接をしたり、社会に出たときにも役立つような経験をたくさんさせて頂いていると思いました。
自分から率先して動くことで、ただ人に言われて働いている、言われたことだけをただこなしている、という状況では得られない経験や価値が学習メンターにはあると感じました。この経験をもっと活かしていきたい、ただのアルバイトとして終わらせたくない!と自分自身が思ったのと、他のメンターさんにもそう思ってもらえるようになりたい!と思い今回参加致しました。

田中:私はメンターを大好きな仕事だと思っていて、周りの友人にも勧めているのですが、知名度が低く悲しく感じることがあります。(私自身教育学部ということもあり)周りの教員を目指している人にはうってつけのはずですが、「メンター」と言っても「なにそれ?」と言われることが多くあります。教員を目指していない人であったとしても、コミュニケーションスキル・人を見る目・感性 ・大人数の前で話す度胸 ・論理的に考える思考力 ・目的、問題から解決策を考えること ・多角的な視点から物事を捉える力 ・組織運営の基礎の基礎など様々な力をつけることができる仕事だと捉えています。
そんな「メンター」をブランド化し、周りへの知名度を上げる。それによって現メンターも誇りをもって仕事をし、誇りをもって「メンター」だと自身をアピールし、メンターのお仕事への士気を上げていく。そんなキッカケに出来たらと思っています。

河合:「斜め上の存在」と言葉で言われて、それとなくその存在も理解できますし、生徒側もそれとなく分かっているんだろうと普段勤務していて感じます。ですが斜め上の範囲はあまりに広く、そしてあまりに曖昧で、人によってメンターという言葉に体現される様子が異なっているのも感じています。
そもそも教育的な行為は個別性が高いので、一様なメンター像を作り上げるのは無理な話ですが・・・。こうした状況の中、私はメンターとしての勤務に贔屓目にみても評価できるような状態ではないと感じています。
ブランディング事業の見据える未来は広大で社会的意義の高いものであり、それにむかって率先して理想を作り上げることや実践的に歩みを進めていくことは私の手に余るものだとも思っています。だからこそ、1人くらい理想に向かう姿を想像できないメンターがこの事業にいてもいいのかな、それこそが私がここで果たせる役割ではないのかなと思い至り、この活動に参画することといたしました。

菱井:1年近くメンターとして勤務する中で、生徒さんのの成長をみたり、自分の経験を熱心に聞いてくれたりという経験が数多くありました。これらを通してメンターという仕事が生徒に与える影響は非常に大きいことを知り、誇りを持って日々勤務しています。
そしてもっと多くの生徒さんにメンターとの出会いをしてもらいたいと思っています。一方で、メンターが社員と学校、生徒との板挟みになって不満を感じる場面もありました。生徒さんのためにもっと良くできる部分に気付く中で、生徒指導だけでなく、メンターという仕事に深く関わりたいと思うようになりました。また現状では、学校ごとのチーム意識はあってもメンター全体としてのチーム意識は低いように感じています。
メンター同士のつながりを増やし、憧れの先輩やライバルを作ることが出来れば、メンター・生徒相互にとってより良い環境になるはずです。生徒と接することはメンターにとっても学ぶことが多いため、さらに多くの大学生にメンターを志して欲しいと思っています。ブランディングチームの目指す所は、私が日頃の勤務の中で「やりたい」と考えていたことと重なります。ブランディングチームでの活動を通して、メンタープログラムをより良い物にしたいと考えています。

森:新人なりにも見つけられたメンターの魅力がたくさんあり、日々の勤務が楽しいと感じられています。一方で、もっとこうしたら効率的になるだろう、と思うことも何度かありました。メンターとしての日が浅い私だからこそ持つ、このアウトサイダー的な視点を活かすことが出来れば光栄です。

皆の思いを一つに

この8人で始動した「学習メンターブランディングチーム」。

しかし、ここまで読んでいただいたインタビュー記事には、「大事な人物」の声が反映されていませんね。え、それは誰かって?今、これを読んでいる学習メンターの「あなた」です!!

ブランディングチームの8人だけで作ったクレドなら意味がありません。学習メンターは600人以上いますが、その一人一人の声を聞き、大切にしている価値観を集約することに意味があります。なぜなら、学習メンタープログラムは「あなた」がいるからこそ成り立つものだからです。

そのためにぜひ、アンケートにて皆さんの声をお聞かせください。頂いたご意見は全てに目を通し、場合によっては勤務環境改善にも活用いたします。もちろん個人が特定されない形ですので、率直に記入していただければと思います。
※アンケートは別途メールにて学習メンターの皆様にお送りしています

こちらのアンケートは、学習メンターに関わる全員を対象に、700人規模で実施します。今までにないスケールです。

壮大な話に聞こえますよね。でも、私たちが一番大切にしたいことは、皆さんの意見を反映させ、将来のメンタープログラムにまで繋いでいくことです。だから、どんなに遠い道のりでも必ず実現させます。そして、その途中経過は、こういった形で、みなさんに開示します。

まずは皆の思いを一つにするために。あなたの内なる思いをアンケートにて、ぜひお待ちしています!!

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事