
今までの経験を生かした指導を|学習メンター体験談
今回は、高校卒業後、國學院大学に入学したのち中退し筑波大学に編入、その後東京大学大学院法学政治学研究科に進学され、その経験を生かして学習メンター・キャストとして活躍されている草間康佑さんにインタビューを行いました。
教育系バイトは初めてで少し怖かった
草間さんは、なぜ学習メンター・キャストに応募しようと思ったのですか?
最初はtnewsを見て面白そうだと思い応募しました。
元々教育系バイトに興味はありましたが、勉強を教えることに自信がなかった為勇気が出せませんでした。
この学習メンター・キャストは、大学院が忙しい私にとって、シフトが固定ではなくある程度柔軟に希望が出せる点や、勉強だけではなく進路に関する話をすることができると書いてあったので、それらが応募の決め手になりましたね。
正直最初は本当にやっていけるのか心配で少し怖かったですね笑

そうなんですね!確かに最初はかなりハードル高いですよね・・・
実際やってみてそのイメージはどうなりました?
実際に現場に入ってみると、一方的に勉強を教えるというよりは、一緒に問題を解いていくことが多いのでとても楽しくなりました。
事前の予習などを徹底的に行い、完璧に教えないといけないのではないかと身構えていましたが、自分だけではわからない時には他の学習メンターに頼ることができるのもとても安心材料になっています。
中高生たちと進路に関する話をすることもあるのですが、その際には自分の経験を踏まえて話せるのでとてもやりがいがあります。
常に楽しそうに振る舞う
自分も教科指導、最初は怖かったですね〜。とても共感できます。
草間さんは現場に出る上で意識していることはありますか?
僕が現場に出る上で一番大事にしていることは、こっちがつまらなさそうにしないことですね。生徒さんの前ではできるだけテンションを上げて楽しそうに振舞うことを心がけています。初対面の子には雑談から入るとかが具体的なコツですかね。
また、口頭での説明に限るのではなく視覚的に見せることも意識しています。みる方がわかりやすいと思うんですよね。
例えば、このスケッチブックは大学体感プログラム で使用しているものです。これを生徒さんに見せるとみんな食いついたように見てくれます(笑)

これはすごいですね!とてもわかりやすいです。
色々工夫されていると思うんですけど、学習メンター・キャストをやってみて成長を感じる場面はありますか?
現場では、1人で動くことは不可能で、周りの大学生を巻き込まないといけないので協調性を伸ばすという点で成長できたと感じます。
また、生徒さんも巻き込むことが必要になるので自分の発言に対する相手のリアクションを気にするようにもなりました。
これは普段のコミュニケーションでも生きていると感じますね。
何でも挑戦して欲しい
草間さんの周りを巻き込む力は本当に尊敬しています。
ちなみに中高生にはどのような思いを持って接しているのですか?
僕が一番伝えたいのはやりたいことに何でも挑戦して欲しいということですね!中高生の話を聞いていると、挑戦する前から諦めていると感じる生徒さんが多いんですよね。おそらく、挑戦しても良いということに気づけていなかったり、何か夢や目標を見つけても、それをどうやって実現したらいいのかとか、障壁をどうやって超えたらいいのか分からなくて立ち止まっている生徒さんが多いのだと思います。
そこを気づいたり、乗り越えてもらうお手伝いをしたいと考えています。また、やりたいことを見つけることが難しいと感じる生徒さんも多いと思うんですよね。そのような場合には、自分の経験はもちろんですが、自分が聞いた友達の経験などを踏まえて色々な選択肢を提示していきたいですね。
勉強面では復習の大事さを強調しています。また、苦手科目は克服しなくてもいいよということも言っています。
生徒さんって苦手科目を得意科目にすることを克服だと思っていることが多いと思っていて、平均点を取れるようになるとか、足を引っ張らない科目にするのを最初は目指してみようと伝えています。
ありがとうございます。
では最後にどのようなメンター・キャストを目指しているか教えてください!
僕は、生徒さんが進路などについて悩んだときに、「こんなこと言ってたなぁ〜」と軽く思い出してもらえるような存在になりたいと思って日々活動しています。勤務は残り少ないですが、頑張っていきたいと思います!
(聞き手:西條夢人)
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