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INTERVIEW

学習メンターⓇ
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間宮さん
横浜国立大学2年

「学習メンターだからこそ」の視点で生徒さんと向き合う

学習メンターⓇプログラムに加わったのはいつごろですか?
2020年の10月(大学1年)です。私は塾に通わず国立大学受験をしたのですが、周りに勉強方法や志望校対策など、受験のことをすぐに相談できる人がほとんどいませんでした。そのため「塾に通わないで国立大にチャレンジする」ということがとても大きなプレッシャーになっていて、常に精神状態が不安定でした(笑)
受験後、自分の経験を活かし、知人を介して同じ境遇にある高校3年生の相談にのるようになり、「“問題の答えを教える”だけではない、受験や勉強方法についてもサポートしてあげられる存在になりたい」という想いが強まりました。たまたま学習メンターのことを知った時には自分がやりたいことはこれだ!とビビッときて、その勢いですぐに応募しました。
現在、学習メンターとしてどのような業務を担当されているのでしょうか。
2020年度までは学校勤務でレギュラーメンターとして授業監督や学習室での質問対応をしていましたが、現在は主にオンラインでの学習室運営をしています。オンラインツールでの質問対応は対面ではないので説明が難しい部分もありますが、それ故に生徒さんが理解してくれた時の喜びは大きいです。質問対応以外にも、学校勤務の学習メンターが使用する資料の作成や企画提案などを行っています。
実際に学習メンターとして働いてみての印象はいかがですか?
とにかく多くのことを学べる仕事です。生徒さんとのコミュニケーションでは、自分が伝えたいことの重要性をどう話したら分かってもらえるのか常に考えています。私は理想をもって学習メンターをやっていますが、それを生徒さんに押し付けてはいけないとも思っています。1対1のコミュニケーションの重要さを日々痛感しています。

また、一緒に働いている学習メンターは様々な大学学部に所属しているので、それぞれの受験エピソードや勉強に対する価値観・考え方も十人十色です。そんな皆さんと一から企画を作り上げたり、必要なことは何かを日々模索している中で、自分自身の社会経験・成長に繋がっていると感じています。
学業との両立はどうされているんですか?
私が今年度主にオンラインでの業務を担当している理由は大学の履修関係によるものです。通常の学校での業務には授業コマの関係上参加することが厳しい状況でした。
しかし、昨年度から実施しているオンラインでの学習室運営を担うことで、大学と学習メンターどちらにも全力で取り組めています。また、今年度は1年の頃と比べて課題の量が大幅に増えているのですが、学習メンターの仕事は短時間なものが多いので自分の工夫次第で負担にせず続けることができています。
生徒さんとの関係を築く上でどんなことに気をつけていますか?
会話の中に浮かんでくる生徒さんらしさを拾ってあげられるように意識しています。例えば、公式の根本的な理論そのものを質問してきた生徒さんには、「あなたは本当の意味で理解しようとしていて、それは実は誰にでもできることじゃない凄いことなんだよ」ということをそれとなく伝えています。

実はこれは私が中学校の頃に姉に言われて嬉しかったことなのですが(笑)

「学習メンターだからこそ」の視点で生徒さんと向き合い、お互いに心を開いていけるよう意識しています。
また、生徒さんにとって大学生は「大人に近い存在」として認識されています。そのため、どんなに楽しく話している会話の中でも、自分の言葉にはきちんと責任を持つようにも心掛けています。(進路に関わることなら尚更です!)
学習メンターとして働いて大変だったことはありますか?
先ほどもちらっと述べましたが、自分の大事だと思っていることをいかに押しつけがましくなく生徒さんにも理解してもらえるかが難しいです。例えば生徒さんの中には、最初から「自分なんてダメだ」と思い込み、勉強する意味を考える前に楽な方向に逃げてしまう子もいます。そういった生徒さんにどのように声をかけるべきかは、おそらくずっと問い続けていかなければいけないものだと思いますし、学習メンターならではの問いだという気がしています。

また、学校での授業運営において、大人数の生徒さんを相手にスムーズに学習メンターとしての作業をこなすことには工夫が必要です。生徒さんが快適に勉強ができる環境づくりが自分にかかっているため、大変ではありましたがやりがいのある仕事だとも思います。
どんな人に学習メンターになって欲しいですか?
誰かの未来をつくる手助けがしたいと思っている人です。学習メンターは絶大なる力を持っているわけではありません。将来何になりたいか、今自分が何をするのかを決めるのはあくまでも生徒さん自身です。しかし、学習メンターは夢を追うにはどうすれば良いのか、必要なことは何かの「選択肢」を提示することができます。
私は、生徒さんに寄り添い一緒に考える学習メンターがもっと増えて、中高生が自分の未来に向かって歩き出せるようになったらいいなと思っています。