INTERVIEW

学習メンターⓇ
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関東学習メンター
Nさん
東京大学

「完璧じゃなくて大丈夫」一人で悩んだ高校時代があるからこそ届けられる、身近な先輩としてのサポート

学習メンターに応募した理由、きっかけを教えてください。
私が学習メンターに応募した理由は、自分自身が高校生だった頃の経験が大きく関係しています。当時、勉強や進路について悩んだときに相談できる人があまりおらず、一人で考え込んでしまうことが多くありました。成績のことや受験への不安など、家族や友人には話しづらい悩みもあり、そのようなときに話を聞いてくれたり、客観的な視点からアドバイスをくれたりする存在のありがたさを強く感じました。

また、高校生の時期は勉強面だけでなく、進路選択や将来への不安など、多くの悩みを抱える時期だと思います。そのため、自分がこれまで経験してきたことや大学生として得た知識・経験を活かし、少しでも高校生の力になれればと思いました。勉強を教えるだけでなく、生徒一人ひとりの話に耳を傾け、悩みや不安に寄り添うことで前向きな気持ちを持てるようなサポートがしたいと考え、応募しました。
応募する前、不安だったことはありますか?また、それはどう解消されましたか?
応募前は、「学習メンター」という仕事そのもののイメージがあまり具体的につかめていなかったことが不安でした。塾講師や家庭教師のように授業を行う仕事とは異なることは分かっていましたが、実際にどのように高校生と関わり、どのようなサポートを行うのかが想像しづらかったです。そのため、自分に務まるのか、どのような役割が求められているのかに少し不安を感じていました。

しかし、先輩のメンターにゼロから丁寧に教えてもらうことで、高校生の伴走者としてサポートする役割が大きいことを理解できました。完璧な答えを与えることよりも、生徒と一緒に考えたり、話を聞いたりする姿勢が大切だと分かったことで、安心して勤務することができました。
実際の学校現場では、放課後自習室でのサポートを中心に活動されているとお聞きしました。日々の具体的な業務や、生徒さんとの接し方について教えていただけますか?
都内の高校で、放課後自習室内での学習サポートをメインに行っています。現場では、高校生が自分から勉強や進路について相談しやすい環境づくりを意識しながら活動しています。例えば、生徒から勉強に関する質問を受けた際には、すぐに答えを教えるのではなく、一緒に考えながら理解できるようサポートしています。学習内容の質問だけでなく、「どうやって勉強したらよいか」「勉強のやる気が出ない」といった相談を受けることもあります。

また、自分から声をかけることも大切な仕事の一つです。特に、何か悩みを抱えていそうだけれど自分からは話しかけられずにいる生徒や、一人で勉強している生徒には、さりげなく声をかけてコミュニケーションを取るようにしています。最初は雑談から始まり、そこから勉強や進路の悩みを話してくれることも少なくありません。

進路相談を受ける機会も多くあります。志望校選びや大学受験に関する相談だけでなく、「大学ではどんなことを学ぶのか」「大学生活はどのようなものか」といった質問を受けることもあります。その際は、自分自身の経験を踏まえながら、生徒が進路について具体的なイメージを持てるように話しています。

さらに、生徒との信頼関係を築くために、勉強以外のたわいもない会話をすることも意識しています。趣味や学校生活、部活動の話などを通して話しやすい雰囲気をつくることで、生徒が困ったときや悩んだときに気軽に相談できる関係づくりを心がけています。学習メンターは勉強を教えるだけではなく、高校生にとって身近な先輩として寄り添いながらサポートする役割だと感じています。
日々のサポートの中で、「メンターをやっていてよかった!」とやりがいや楽しさを感じるのはどんな瞬間ですか?
生徒から前向きな言葉をかけてもらえたときです。例えば、「この前教えてもらったところ、完璧にできるようになりました!」や「〇〇さんに教えてもらったところがテストに出ました!」と言ってもらえたときに、自分の関わりが少しでも生徒の力になったのだと実感できます。

学習メンターとして関わる中で、すぐに結果が見えることばかりではありませんが、生徒が以前より自信を持って問題に取り組めるようになったり、勉強に対して前向きな姿勢を見せてくれたりすると、とても嬉しく感じます。ただ勉強を教えるだけではなく、生徒が「できた」と感じるきっかけを一緒につくることができる点に、大きなやりがいを感じています。
メンターとして生徒さんと向き合う中で、ご自身の内面やスキル面でどんな成長や変化がありましたか?
学習メンターを始めてから、自分自身の中で大きく変わったのは、相手の立場に立って考える力が身についたことです。高校生と関わっていると、一人ひとり性格も悩みも状況も異なり、同じように見える相談であっても、その背景にはそれぞれ違った思いや不安があるのだと感じるようになりました。 そのため、相手がどのような人で、今どのような状況にいて、何を求めているのかを想像しながら話を聞くことを意識するようになりました。すぐにアドバイスをするのではなく、まずは相手の話をしっかり聞き、必要としているサポートが何かを考える姿勢が身についたと思います。 また、生徒によっては自分から悩みを話すことが得意ではない場合もあります。そのようなときに、無理に聞き出すのではなく、話しやすい雰囲気をつくったり、さりげない声かけをしたりすることの大切さも学びました。学習メンターとしての経験を通して、相手の思いに寄り添いながら傾聴する力が身に付いたと感じています。
最後に、これから応募しようか迷っている大学生へメッセージをお願いします!
学習メンターは、先生というよりも、生徒にとって身近な先輩のような立場で関われる仕事だと思います。完璧である必要はなく、生徒の話を聞き、一緒に考えようとする姿勢があれば、十分に力になれる場面があります。

少しでも教育に興味がある人や、高校生の力になりたいと思っている人には、ぜひ挑戦してみてほしいです。生徒の成長を近くで感じられるだけでなく、自分自身も多くのことを学び、成長できる仕事だと思います。