柴田さん
東京理科大学
「メンターさんがいるから」の声をやりがいに
- 学習メンターⓇプログラムに加わったのはいつごろですか?
- 2018年の5月、大学一年の時にはじめました。必修も多く授業も忙しかったため短時間からできるバイトを探していました。勉強を教えることに全く自信はなかったのですが、高校に行ってバイトするという珍しさに惹かれて応募しました。
- 現在、学習メンターとしてどのような業務を担当されているのでしょうか。
- 学校でリーダーメンターをさせていただいています。私が行っている学校のプログラムは放課後の教室にメンターが行って残っている生徒さんに対して質問対応や進路相談を行うというものです。プログラム自体の決まり事が少ないため良くも悪くもとても自由です。生徒さんが自由参加なため参加人数を増やすために、文理選択や模試対策といったイベントの企画を行うこともあります。日時、場所、対象学年、イベントの内容など一から自分たちで企画するため大変ですがやりがいがあります。メンターがやりたいと言ったことは基本的に何でもできるためとても裁量権のある環境だと思います。
- 実際に学習メンターとして働いてみての印象はいかがですか
- はじめは塾講師に近いイメージだったのですが、それよりも生徒に近い存在だと感じます。進路の相談に乗ったり、勉強方法について話したりと他の仕事ではできない業務ができていると感じます。まわりも大学生ばかりなので気を遣わずに働けています。
- 学習メンターとして働いていて嬉しかったエピソードを教えてください
- 「今日先生がいるなら残ろうかな」と言ってもらったことです。誰がいても勉強できるのが理想ですが、勉強習慣をつける一歩として自分が生徒のモチベーションになれたことが嬉しかったです。何から手をつけていいかわからない、一人じゃ集中できないという生徒さんも多いので、テストの点が上がったり大学に合格することだけでなく勉強に対する態度が変わるというのもとても嬉しい変化です。
- 学業との両立はどうされているんですか
- 私の大学は授業が多いことで有名で、学習メンターをはじめた1年生の頃は特に授業が忙しかったです。学習メンターの仕事は他のバイトと比べると比較的短時間なので、忙しいなかでもあまり苦労せず続けてこられました。私の学校はシフトが固定制ではないため試験前はシフトを減らしてもらったり、比較的暇な時期はシフトを増やしたりと自由に働けています。
- 中高時代の経験を活かせていると感じる部分はありますか
- 私は高校時代特に将来やりたいこともなく、得意科目が国語と数学、苦手科目が物理と地理という状況だったため文理選択や学部選びに人より時間がかかりました。今接している高校生も意外とそういう生徒が多いためこの経験を活かしてアドバイスをすることができています。
また、私自身そんなに器用なタイプではなく時間をかけて理解していたのでわからないという気持ちに寄り添えていると思います。 - どんな人に学習メンターになって欲しいですか?
- 生徒と近い目線で話せる人になって欲しいです。プログラム中は先生や保護者の方に相談できない進路の悩みを話してもらうこともあるので、生徒に寄り添って向き合えるのが大事だと思います。なんでもできる完璧な人というよりも生徒の悩みに寄り添える人にぜひ!